学習障害がある(といわれている)国語 方法⑤ 

文が上手に読めない

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〇 こんな傾向はありませんか?
(こういうところが見られたらあてはまるかもしれません)

  • 文章をつっかえながら読む

  • 読んだ文章の意味をわかっていない

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〇「文が上手に読めない」メカニズムと発達心理、学習理論による対策

【説明】

文章を読むとき、初めは文字を追うことで精一杯なものです。だんだん慣れてきて、読み慣れた文章ならつっかえずに読んだり、意味まで理解したりしながら読むことができるようになります。そのうちには、初見でも意味を把握しながら文章を読めるようになるのです。

けれども、ただ文字の羅列を追っているのでは、なかなか上手に読めるようになりません。言葉のまとまりとしてとらえ、同時にその意味をイメージすることが、文章を上手に読むには大切です。

そのためには、その文を言葉のまとまりとして提示し、それぞれに対応するイメージを絵や記号などで視覚化します。ステップとしては、

①文を声に出して読んでみる
②言葉のまとまりで区切りながら読む
③文の意味を絵に描いたり別の言葉で説明しながら伝える
の3段階で練習することができます。

 

なお、言語性のワーキングメモリが弱いと、文字がまとまりをもった言葉として聞こえていても、冒頭の方がワーキングメモリから落ちてしまって、全文を読み終わった後に「あれ?どういう意味だっけ」となってしまいます。

対策としては、文章を長めに区切りながら講師が先唱して、その後を生徒が追いかけて読み上げ、続けて内容を説明してもらいます。簡単な絵に表してもらってもいいです。そうすることで、言葉や文に対するイメージを長期記憶の中に蓄えることができます。

生徒の能力向上に合わせて区切り方を長くしていくと、ワーキングメモリそのものを鍛えるトレーニングにもなります。長い文章のまとまりを言葉でうまく説明できるようになれば、読解力の向上にも繋がります。

文章を読むということは、このように多方面によい影響があります。子どものうちから読書が推奨されるのは、こういった所以です。

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〇 生徒の対策

  • ①この一文の中に知っている言葉は出てきたかな?

  • ②この一文は途中のどこで切れるかな?

  • ③文章の内容を絵に描いてみよう。


〇 講師のサポート

  • ①文を区切ってあげる。

  • ②先唱する。

  • ③その文のイメージを絵でかいてもらう。または、別の言葉で説明してもらう。


〇 役に立ちそうなリソース


〇学習障害がある方が学べる個別指導の専門塾

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甲州街道の小島町交差点すぐそば。
塾の前に自転車がとめられます。

 

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〒154-0017 東京都世田谷区世田谷3丁目2−2 メルシー世田谷 103
TEL: 03-6804-4076
東急世田谷線世田谷駅、下高井戸方面下車、歩いてすぐ。
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〇 生徒・ご父兄の声

自分のペースで安心して勉強できました

S.M. さん
合格校: 日本大学生物資源科学部

調布ゼミは、中一の時に母から集団塾よりも
個別対面の方が向いているのではないかと
勧められたことがきっかけで通い始めました。
体調が悪化し、通学も難しくなっていたなかでも
柔軟に対応してくださり、
安心して焦らずに自分のペースで勉強を
継続することができました。
今年、無事に受験して第一志望の大学に合格できたのは、
他でもない先生のお陰です。
ありがとうございました。

 


子どものモチベーションもサポート

A.H. さんご父兄
C.H. 様
合格校: 東京未来大学

子どもは、小学6年生のときに、身体的なストレス反応から、
学校に通うことが難しくなりました。
中学二年生から通信制の学校で勉強を始めましたが、
高校一年生で、小学校高学年の漢字が定着していないと分かり、
家から通える調布ゼミに入塾しました。
担当していただいた先生ととても相性が良かったこともあり、
先生とは、時々、子どもの体調や様子も共有させていただきました。

学校の成績をあげることではなく、
子供のモチベーションを維持することを重視したいとお願いし、
漢検と英検の勉強のサポートを中心にしていただきました。
漢検は6級から、英検は3級からスタートして、
最終的に、漢検・英検とも準2級まで合格。
大学進学にも挑戦して、AO入試(総合型選抜)で、
合格することができました。
本当にありがとうございました。


生徒の個性に寄り添って指導していただけました

A.S.君 ご父兄
H.S. 様 合格校:サレジオ中学

落ち着きがなく注意散漫で、学校では先生やお友達から認められることの少ない息子でも、
のびのびと楽しく過ごせる場所で学ばせたいという願いから、
中学受験にチャレンジすることにしました。
しかし、大手の某進学塾へ行ってみると、集団授業ということもあってか、
息子は全力で通塾を拒んだのです。
そのため、通信教育で勉強してみたのですが、限界を感じていたところ、
たまたまみつけたのが調布ゼミでした。
完全個別で、生徒の個性に寄り添って指導いただける調布ゼミを、
息子はとても気に入ったようです。特に、受験前の9月から1月にかけての5か月間、
自分の意志で毎日休むことなく通い、驚きました。

調布ゼミでの中学受験勉強を通し、
息子は自分の得意なことや将来のことを具体的に考えたり、
目標を持ち、応援してくれる大人を信じて最後まで自分なりに精一杯努力することなど、
大切なことを多く学んだと思います。
これまで𠮟られてばかりで自己肯定感が低いところを心配していた息子にとって、
自分で決めた志望校合格は大きな飛躍になったに違いありません。

中学生になったら、あこがれのパイプオルガン部で活動しながら、
航空エンジニアになりたいという夢に向かって勉強を頑張るそうです。
そのために、中学生になっても高校生になっても
調布ゼミに通いたいと希望しておりますので、
引き続きよろしくお願い申し上げます。


<監修>
公認心理師、SMK完全個別府中ゼミ塾長 大田仁美
SMK 薄井晶