
- こんな傾向はありませんか?
- 「目の前の作業に集中が続かない」
メカニズムと発達心理、学習理論による対策 - 生徒の対策
- 講師のサポート
- リソース紹介
- 学習障害がある方が学べる個別指導の専門塾
- 生徒・ご父兄の声
<目次>
〇 こんな傾向はありませんか?
(こういうところが見られたらあてはまるかもしれません)
- 授業中にそわそわとよそ見をする(テストの最中でもよそ見する)
- 姿勢が崩れる、手遊びが多い
- 説明や指示を聞き漏らす
- 新しい刺激に敏感、他者の失敗場面に目ざとい
- おしゃべりが止まらない
- あきっぽい

〇「目の前の作業に集中が続かない」メカニズムと発達心理、学習理論による対策
【説明】
これをお読みになっている方の中に、「自分は授業中でも会議中でも、ずっと集中しつづけることができる。話し手の言葉は一言も聞きもらさないし、よそ見なんか絶対しない。居眠りなんて、もってのほか」と胸を張って断言できる人はどのくらいいるでしょうか。たいていの人は、ある一定の時間しか注意を保つことはできません。あるスピーチの本によれば、それは平均して約15秒なのだそうです。ですので、スピーチでは15秒ごとに聴衆の興味をひく内容を話さなければならない、というのです。
学校の先生はあれこれ工夫して授業をなさっていて、たいていの子どもは授業を聞き続けることができます。一方、ADHDの特性である「多動性」や「衝動性」、「不注意」のために、先生のお話に注意を保つことができず、落ち着きなくよそ見をしたり、つい友だちに話しかけてしまったりすることがあります。
一方、逆に集中しすぎてしまって「過集中」になる人もいます。時間が来てもやめられません。翌日早朝から予定があるのに、夜中に何か始めてしまい、明け方まで寝ずに続けてしまって起きられず、その予定をスキップしてしまったりします。社会人なら大問題です。
いずれにせよ、注意のコントロールがうまくいかないわけです。集中するべきときに集中できず注意散漫になったり、逆に集中から脱したいのに脱せられない過集中になったりしてしまいます。ADHDの中心的な障害のひとつであると言えます。成人後も一定の症状が持続する場合が多くります。
これらの症状によって社会的評価が低くなることはあれ、高く評価されることはまずありませんので、根気よく注意のコントロール能力を育成していきましょう。
まず集中する方法についてですが、集中したい内容(授業など)に関心をもつ努力と、それ以外の情報入力を抑制する努力の、2つの側面があります。集中力の高め方については本がたくさん出ていますので、参照してみるのもいいと思います。
次に過集中についてですが、いわゆる「頭の切り替え」を練習する必要があります。テストで「はい、終了です」と言われたらすぐに回答を止めるのと同様に、時間がきたらすぐに止めるという訓練を地道に続けていきましょう。
体調が整っていないと集中の能力も低下しがちですので、規則正しい生活習慣を維持することも大切です。

〇 生徒の対策
①授業中は、したいことを少しだけ我慢してみよう。休憩時間はご自由に(笑)
②わからないときには、先生にどんどん聞いてください。
③「タイムトライアル」法をやってみよう。タイムは上がっているかな?どれだけ速くできるかな?
〇 講師のサポート
①何をしても良い合法的な休憩時間を作る。上手くいっているときには最大限に褒める。
②授業時間を分割し、生徒の興味を引く導入を都度行い、作業時間を多めにする。タイムトライアルを行う。
③何と何と何をやるというように、課題の見通しを立ててあげる。
④そばについていて、指差しで集中を促す。「やってください」ではなく、一緒にやってあげる。問題の、頭で考える部分を会話でキャッチボールしながら、取り組む。
〇 役に立ちそうなリソース
- タイマー・YouTube:
- 「コクヨ しゅくだいやる気ペン」:
- 水の音の音源:
- <動画>【発達障害】ADHDでじっとしていられない場合の対処法と改善法
- <動画>【発達障害 国語】ADHDで国語の読み飛ばしがある場合の対策法
- <動画>【発達障害】ADHDで宿題の期限が守れない場合の対策法
【注意欠陥多動性障害】
- 薄井晶著 『方法別冊』(不登校・学習障害・発達障害・WISC ver.)ファストブック(2022)
「ADHD 方法③ 離席が多い、じっと座っていられない、体をいつも動かしている」の項目をご参照ください。集中力アップと過集中抑制の両方の訓練に役立てられます。
スマホアプリと連動させ、ペン(鉛筆)を動かした時間に応じて冒険ストーリーが展開していくというゲーム感覚のサポートグッズです。勉強習慣を効率的に形成できる画期的なアイデア商品です。
授業中というよりはひとりで勉強しているときですが、波の音や雨音などの自然の水の音を聞きながら行うと、周囲の音を適度にマスキング(隠すこと)してくれて、集中力を維持するのに効果的です。このような音源はASMR(autonomous sensory meridian response)によいと最近注目されており、他に焚き火音や鳥の鳴き声などがあります。動画サイトを検索するとたくさんヒットしますので、自分に合うものを探してみてはいかがでしょうか。ヘッドホン(可能ならばノイズキャンセリングヘッドホン)で聞くとさらにいいですよ。
〇学習障害がある方が学べる個別指導の専門塾
WISCの結果を生かして特性を考慮しながら受験指導
SMKの完全個別ゼミ

〒182-0026 東京都調布市小島町1丁目4−6 三田調布シティハウス 107
TEL:042-426-7295
京王線調布駅から徒歩1分。
甲州街道の小島町交差点すぐそば。
塾の前に自転車がとめられます。

〒154-0017 東京都世田谷区世田谷3丁目2−2 メルシー世田谷 103
TEL: 03-6804-4076
東急世田谷線世田谷駅、下高井戸方面下車、歩いてすぐ。
通りを渡って美容院のある角を曲がってください。看板が見えます。
*駐輪場完備

〇 生徒・ご父兄の声
心理学の面からメンタルサポートをして頂きました
東京都世田谷区 Y.M.さん
明治薬科大学薬学部 合格
私の大学合格のためにご尽力いただきありがとうございました。
私は、高校2年生まで多くの他塾を経験しましたが、
どこも合わず、塾選びに困っていたところ貴塾に出会うことができました。
貴塾は、私の望んでいた環境と条件がそろっており、
受験を終えるまで安心して通い続けることができました。
毎回の小テストや分かりやすい解説により勉強がはかどっただけでなく、
心理学の面からメンタルサポートをして頂いたことも、とても支えになりました。
約1年間ありがとうございました。
娘の特徴をつかんだ上で個別指導の先生が教えてくださいました
東京都調布市 望月 里紗さん ご父兄
N中等部 クラーク記念国際高等学校 合格
調布ゼミでは、N中等部への編入試験と
クラーク記念国際高等学校の入学試験の対策でおせわになりました。
いずれの時も事前に娘の特徴をつかんだ上で
個別指導の先生が教えて下さり、不安を取除いて下さりました。
そうして受験にしっかり安心して取組むことが出来、その結果
合格することができました。
合格後も通塾して高校での授業のために
ご指導いただきました。
担当の先生との信頼関係があったからこそ
続けられたと感謝しています。
塾の雰囲気もあたたかくいつも優しく迎え入れて下さり
通いやすかったと思います。
塾長様、先生に感謝しております。
ありがとうございました。
辛くなってしまった時も優しく対応して貰えました
東京都調布市 望月 里紗さん
N中等部 クラーク記念国際高等学校 合格
調布ゼミでは受験のサポートをしてくれました。
授業では、問題が解けるようになるまで
教えて下さったり、分かりやすく丁寧に
説明して下さってとてもやり甲斐がありました。
受験期間で自分の不安と上手く向き合えず、
塾で辛くなってしまった時も
優しく対応して貰えたのがうれしかったです。
先生方、本当にありがとうございました。
<監修>
愛知東邦大学 人間健康学部 教授 松尾香弥子
SMK 薄井晶