
- こんな傾向はありませんか?
- 「離席が多い、じっと座っていられない、体をいつも動かしている」メカニズムと発達心理、学習理論による対策
- 生徒の対策
- 講師のサポート
- リソース紹介
- 学習障害がある方が学べる個別指導の専門塾
- 生徒・ご父兄の声
<目次>
〇 こんな傾向はありませんか?
(こういうところが見られたらあてはまるかもしれません)
- 授業中に立ち歩く
- 体をいつも動かしている、姿勢が崩れる
- 先生が話しているのに、まわりの子に話しかけてしまう。おしゃべりが止まらない

〇「離席が多い、じっと座っていられない、体をいつも動かしている」
メカニズムと発達心理、学習理論による対策
【説明】
病院の待合室で、呼ばれるまでずっと待っていなければならない状況を思い浮かべてください。病院によっては予約をしていても3時間ぐらい待つことがあります。体を動かしたくても、まわりには患者さんがいっぱい。いったいいつまで待たされるのだろう…とても疲れますね。
大人ならば仕方なくじっと座って待っていますが、子どもは我慢が苦手です。この苦手さがとても強いと、病院の待合室だけでなく、授業中にも歩き回ってしまうかもしれません。
家族で一緒にテレビを見ているとき、あまり重要ではない場面で、「そういえば」とテレビに関係ないことを話し出すことはありませんか。子どもにとって、先生のお話がこのテレビのようにバックグランド(背景)になってしまって、つい、まわりのお友達とおしゃべりを始めてしまうことがあります。
ADHDの特性の一つに「多動性」がありますが、これはこのような、じっとしていることの苦手さとして理解できます。活動力がありあまっていて、抑えることが難しいのです。集中力が途切れやすく、何か他に興味があることを思い出したりすると、すぐそちらに注意が向いてしまいます。おしゃべりが止まらないのは「言語の多動」であるととらえられます。
もともと脳は、主に脳幹と呼ばれる部分から「動け」という司令を出し続けています。人間は進化の過程で、脳幹などを包むような形で大脳皮質が発達し、「動け」という司令を調節して、より環境に適した行動を取れるようになりました。
発達障害では大脳皮質、とくに前頭葉と呼ばれる部分の発達に「でこぼこ」があり、脳幹からの「動け」という司令を抑制する力が弱いことがあります。大人になってもその傾向が残る場合があります。会議中に貧乏ゆすりしている人は、もしかしたらそうかもしれません。
エネルギッシュな子どもを抑えつけようと、叱ったところであまり効果はありません。そのエネルギーをうまく活かして発散させ、調節能力を高める方法を工夫していきましょう。
運動が得意なら、野球などのスポーツをするのはよい考えのひとつです。選手として活躍できるかもしれません。発想の豊かさを芸術方面に活かすのもいいでしょう。アート教室や楽器演奏の他、バレエやダンスならば体の動きの調節を直接トレーニングできます。放送部に入って、おしゃべりに磨きをかけるのもいいですね。
発達障害の場合、子どもは悪気があってやっているのではないので、その都度、「今はおしゃべりはやめてね」とか「授業中は席についてね」とやさしく笑顔で注意すれば、ハッとした顔をして、すぐにきちんとするはずです。 (一方、まわりの注意をひくために、わざとやっているような子の場合は、発達障害というよりは、別の情緒的な問題がかくれている可能性があるので注意が必要です。)
我慢が上手にできていたら、ほめてあげるとモチベーションが上がります。「今日は集中できているね」などと言葉をかけたり、遠くから「グッド」の手の形(手を握って親指を立てる動作)をして見せたり、などです。
みんなに配布物を配る係をやってもらうなど、体を動かす仕事をしてもらうのもよい考えです。本人の自尊心や責任感を高める効果も期待できます。また授業中に「話し合いの時間」をもうけて、隣同士やグループ内で話す時間を作るのもよいでしょう。

〇 生徒の対策
①今、歩き回ったりおしゃべりしたりしてもいい時間かどうか、いつも意識しましょう。
②ほかの人から注意されたら、素直に「ごめんなさい」とあやまりましょう。
③時々は伸びをしましょう。休み時間には体を動かして、「動く時間」と「静かにする時間」のメリハリをつけましょう。
④クラブ活動や習い事で、自分の才能を発揮してみましょう。
〇 講師のサポート
①離席をしても良い時間を作る。授業中に配布係や収集係などの動ける役割をしてもらう。
②授業中に「どう思う?」などと話しかけて、話せる時間を作る。
③「あと5分だけ集中しよう」などと、見通しを立ててあげる。
④授業時間を分割し、生徒の興味を引く導入を都度行い、作業時間を多めにする。
⑤できなくても叱らない。叱っても効果はありません。心理的に逆効果です。
〇 役に立ちそうなリソース
- タイマー:
- YouTube(ユーチューブ):
- <動画>【発達障害 勉強】ADHDで勉強のうっかりミスが多い場合の対策法
- <動画> 【発達障害 勉強】ADHDで勉強の反復練習が苦手な場合の対策法
- <動画>【発達障害】ADHDで目の前の作業に集中できない場合の対処法と改善法
- 薄井晶著 『方法別冊』(不登校・学習障害・発達障害・WISC ver.)ファストブック(2022)
授業中というよりも、自分で勉強しているとき、「5分間は集中しよう」などと決めて、5分間のタイマーをかけるという方法があります。タイマーは買ってもいいですが、スマホのアプリを利用するのも手軽でおすすめです。
YouTubeにタイマーの役割をする動画がたくさんあります。「タイマー 勉強」などのキーワードで検索してみてください。自分に合ったものがなければ、自分で作ってアップしてみてもいいかもしれません。
〇学習障害がある方が学べる個別指導の専門塾
WISCの結果を生かして特性を考慮しながら受験指導
SMKの完全個別ゼミ

〒182-0026 東京都調布市小島町1丁目4−6 三田調布シティハウス 107
TEL:042-426-7295
京王線調布駅から徒歩1分。
甲州街道の小島町交差点すぐそば。
塾の前に自転車がとめられます。

〒154-0017 東京都世田谷区世田谷3丁目2−2 メルシー世田谷 103
TEL: 03-6804-4076
東急世田谷線世田谷駅、下高井戸方面下車、歩いてすぐ。
通りを渡って美容院のある角を曲がってください。看板が見えます。
*駐輪場完備

〇 生徒・ご父兄の声
まちがえたら、ていねいに教えてもらえる そんな塾でした
M.S. さん
合格校: 宮崎日本大学中学校、女子美術大学付属中学校、白梅学園清修中学校
先生の授業は、とても分かりやすくて、
まちがえたら、ていねいに教えてもらえる
そんな塾でした。中学受験が終わった今でも、
先生の教えてくれた事は、役に立っています。ある時、
学校の漢字の宿題プリントで、四字熟語を書くという問題が出ました。
「創意工夫」とかの少し、難しめのやつなのですが、
先生達が色々な言葉を教えてくれたおかげで、
その日の漢字の宿題は、満点でした。
先生が教えてくれたおかげで、学校のテストでは、ほとんどの教科が
満点で、志望校にも合格できました!本当にありがとうございました!!
子供に合った塾
M.S. さんご父兄
A.S. 様
合格校: 宮崎日本大学中学校、女子美術大学付属中学校、白梅学園清修中学校
春には5年になる、2月の時期に入会しました。
子供の特性上、集団塾より個別対面の塾が向いていると思い
調布ゼミを見つけ、入会しました。
1対1の授業は先生とのコミュニケーションがとりやすく、
送迎の際には授業のフィードバックもしていただき、家庭学習に活かすことができました。
また、こちらの要望や相談にも対応していただき、安心することができました。
受験期には第一志望校の過去問対策を徹底して指導していただき、
お陰様で、ずっと憧れていた学校に合格することができました。
今も調布ゼミの前を通るたび、大変だったはずの受験勉強をとても楽しそうに話す様子を
見て、子供に合った塾に通わせることができたと実感しています。
この2年間、子供に寄り添い、優しく楽しくご指導いただき、感謝の気持ちでいっぱい
です。本当にいろいろとありがとうございました。
英語を毛嫌いしていたのが嘘のようです。
東京都調布市 K.T.君 ご父兄
合格校:国士館高校合格
息子は体調不良で中学校での授業を受けることができませんでした。
それでも高校は通信制ではなく毎日登校する学校へ行きたいという
本人の希望がありました。
何とか本人の希望を叶えられるようにしたいと、調布ゼミの見学に
訪れたのが高校入試の一年前。丁寧に対応してくださった薄井先生
ありがとうございました。
一番心配していたのが英語でしたが奥井先生のご指導のもと、希望の学校から
合格を頂くことができました。こちらの塾に通うまでは英語を毛嫌いしていた息子ですが
それが嘘のように「高校で英語を頑張りたい。」と言っています。私が「高校は塾どうする?」
と聞いたときも迷わず「続ける。」と言っていました。英語を好きになる指導を
していただいたこと、本当に感謝しております。
そしてこれからもどうぞ宜しくお願いいたします。
<監修>
愛知東邦大学 人間健康学部 教授 松尾香弥子
SMK 薄井晶