学習障害がある(といわれている)算数/数学 方法④

筆算ができない

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〇 こんな傾向はありませんか?
(こういうところが見られたらあてはまるかもしれません)

  • 計算式を書き留める段階で手がとまる

  • 計算式を整えて書けない

  • 繰り上がり、繰り下がりの数字が抜ける

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〇「筆算ができない」メカニズムと発達心理、学習理論による対策

【説明】

「筆算」とは、言葉通り、書いて計算することです。

計算の桁数が増えてくると、暗算よりも、筆算をした方が計算しやすくなります。なぜかというと、書いておけば過程が整理しやすく、繰り上がりや繰り下がりを書き留めておくので間違えにくいのです。つまり、多くの人が筆算をするのは、視覚的に確認しながら計算を進めることができて、最終的に計算を間違えないためです。

しかし、視空間的なワーキングメモリ(記憶力)が弱いと、この作業自体が難しくなります。数字を、桁を揃えて書いて、筆算の形にするまでが困難になる人もいます。また、注意が散ってしまう傾向のある生徒は、繰り上がり、繰り下がりの数字を忘れてしまったりします。最終的な解答に至るまでに、いくつか注意しなければならないポイントがあるため、頭の中で混乱してミスをしがちな生徒もいます。

  • ①視空間的な問題は、筆算のフォーマットをあらかじめ用意して、
    そこに桁をそろえて筆算の式に直して書き込むようにしてフォローできます。

  • ②繰り上がり、繰り下がりのある計算でミスをしがちな場合は、
    あらかじめ繰り上がる(繰り下がる)数字を書き込むボックスを足しておきます。

  • ③筆算中に混乱しがちな子は、一度にたくさんのことに注意が向かないように、
    折り紙式にして、今取り組んでいる計算結果に集中させながら、
    今まで何をやってきたか横を見ればわかるようにします。

上記のサポートでスムーズに筆算できるようになってきたら、

  • ①桁をそろえるマス目をなくす。

  • ②繰り上がり(繰り下がり)のボックスを外す。

  • ③折り紙式でなく通常の計算フォームで行う。

これらを組み合わせたり、順番を適宜変えたりしながら、筆算に慣れてもらいましょう。 また中には、指先が不器用で、計算式を書いているうちにごちゃごちゃになるとか、緻密な書き込みができずにスムーズに計算が進まない場合があります。大きい用紙にのびのびと計算式を書いてもらってください。トレーニングの段階では、いらない裏紙などをふんだんに使用して練習しましょう。

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〇 生徒の対策

  • ①ゆっくり、はっきり、計算式を書こう。

  • ②計算式は、美しく描くようにしてみよう。

  • ③書くのが面倒であるなら、少しずつ暗算にトライしよう。


〇 講師のサポート

  • ①筆算フォーマットを用意してあげる。

  • ②今この瞬間の計算に集中。ほかのことはなるべく口にしない。

  • ③同じ問題を筆算フォーマットを使って何度かくりかえし、
    できるようになったら通常の形式でトライしてもらう。


〇 役に立ちそうなリソース


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東京都府中市
TEL:050-3092-5656
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〒182-0026 東京都調布市小島町1丁目4−6 三田調布シティハウス 107
TEL:042-426-7295
京王線調布駅から徒歩1分。
甲州街道の小島町交差点すぐそば。
塾の前に自転車がとめられます。

 

世田谷ゼミ
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〒154-0017 東京都世田谷区世田谷3丁目2−2 メルシー世田谷 103
TEL: 03-6804-4076
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〇 生徒・保護者の声


ここまでの熱意や経験のある充実した講師陣に、
個別で指導していただける所を探し出せませんでした。

山梨県南都留郡 I.K.君 保護者様
早稲田大学文学部 他 合格

2人の息子が高校受験、大学受験でお世話になり、
どちらも第一志望校に合格することが出来ました。
我が家は遠方の為、オンラインで授業を受けておりました。
性格が十人十色である様に、学習にも得手不得手や暗記の仕方など
人により違いがあり、個々に合わせた、まさに『方法』が必要だと思っていました。
性質が全く違う息子達、それぞれの良さを大事にしたいと思っていたからです。
地方では、ここまでの熱意や経験のある充実した講師陣に、
個別で指導していただける所を探し出せませんでした。
特に全国レベルの戦いとなる大学受験は、私共親の時とは大きく
変わっておりました。息子は悩んだ時には薄井先生にもオンラインで面談して
いただいたり、講師の長先生には、授業中に不安になりやすい入試直前期、
SMKの授業が週2日確実に入っている事により、授業がない日の
メンタルも支えていただいたと感じております。
下の息子は引き続き、高校での学習、大学受験に向けてご指導いただきます。
今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

 

塾に行くにつれて、自分から勉強机に向かえるように

東京都調布市 A.O. さん
大成高校(文理進学) 合格

塾に行き始めた頃は、緊張して
先生とも距離が少しありました。
ですが、先生との会話や授業をしていくうちに距離も縮まり、
授業するのが楽しくなりました。
塾に行くにつれて、自分から勉強机に向かったり、
テストの点数が上がったりしました。
苦手な部分ができるようになったり、
分からなくなったところが分かるようになったのは先生のおかげです。
ありがとうございました。
高校でも頑張ります。

 

自分自身の成長にもつながりました。

T.S.君(調布市)
亜細亜大学経営学部 合格

これまで大変お世話になりました。
先生方には、勉強はもちろんのこと、私の悩みや不安に親身になって耳を傾けてくださりました。
自分の頭が悪すぎると何度も感じ、自信をなくしそうになることもありましたが、先生方の励ましや
サポートのおかげで、大学合格という目標を達成することができました。
また、大学出願や手続きなど、慣れないことばかりで不安だった私に、
一つひとつ親身になって手助けしていただき、本当に助かりました。
塾で過ごした時間は、勉強だけでなく、自分自身の成長にもつながった
大切な日々だったと思います。
本当にありがとうございました。


<監修>
公認心理師、SMK完全個別府中ゼミ塾長 大田仁美
SMK 薄井晶