学習障害がある(といわれている)算数/数学 方法③

四則計算ができない

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〇 こんな傾向はありませんか?
(こういうところが見られたらあてはまるかもしれません)

  • 四則計算のルールが覚えられない

  • +-と×÷が混ざるとわからなくなる

  • 式に()が入るとわからなくなる

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〇「四則計算ができない」メカニズムと発達心理、学習理論による対策

【説明】

難しい数式も、その基本は、四則計算があります。四則計算とは、足し算・引き算・掛け算・割り算の4種類がまとまった計算のことをいいます。

足し算と引き算、あるいは掛け算と割り算の組み合わせと違って、引き算と掛け算とか、足し算と割り算という組み合わせになると、計算の難易度が少し上がります。ここを乗り越えるには、四則計算のルールを覚える必要があります。

四則計算のルールは、大きく4つあります。

  • 1.累乗の計算を行う
  • 2.かっこの中を計算する
  • 3.掛け算と割り算を行う
  • 4.足し算と引き算を行う
この順番通りに計算することが、四則計算の原則的なルールとなります。逆にいうと、このルールを守らないと、正しい答えは導き出せません。

多くの生徒は、このルールを守りながら計算能力を高めていきますが、どうしても四則計算が苦手な生徒もいます。特に学習障害がある場合、トレーニングすれば計算能力が養われるという単純な問題ではなくなります。

学習障害でワーキングメモリが弱い人は、数量的なイメージをキープすることが難しくなります。おのずと、数の変動において、全体の量の変化が把握できなくなります。

この場合、手の指が5本であるところから計算練習を始めましょう。実際に目に見える形で指で確認できる「5」を単位、そして両手の「10」を単位にして、計算の練習をします。

割り算は、掛け算の学習の後に、掛け算を利用して虫食いの式にして2×□=6の□を当てるゲームを何度もして、できるようになったら同時に6÷2=□の式を提示して、割り算を導入します。

( )が混じっていたり、四則が混同していて演算の順番が把握できないときには、演算記号の上に取り組む順番をふってもらいましょう。「まずは累乗・次にカッコ・掛け算と割り算の後に・足し算と引き算」と、ルールを口にしながら、一つずつ順を追って確かめましょう。

学習障害があることで、マルチタスクが難しい方もいます。同時に複数の作業を同時並行するのが苦手なので、四則計算も苦手な部類に入ります。その場合、取り組む式は、スモールステップで少しずつ複雑にしていきます。

例えば、やるべきことが一度にたくさん見えないように、計算式の一部ずつだけ見えるようにして、あとは隠しながら計算を進めます。慣れてきたら、少しずつ一度に見せる計算式を多くしていきます。

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〇 生徒の対策

  • ①両手を使って計算しよう。

  • ②5と10を作るようにしよう。

  • ③「カッコ一番、カケワル二番、タスヒクラスト」を練習しよう。


〇 講師のサポート

  • ①5と10を基準にした加減のプリントを作る。

  • ②演算記号の上に順番を振ってもらう。

  • ③式の一部を隠す折り紙プリントを作る。


〇 役に立ちそうなリソース


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TEL:050-3092-5656
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〒182-0026 東京都調布市小島町1丁目4−6 三田調布シティハウス 107
TEL:042-426-7295
京王線調布駅から徒歩1分。
甲州街道の小島町交差点すぐそば。
塾の前に自転車がとめられます。

 

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〒154-0017 東京都世田谷区世田谷3丁目2−2 メルシー世田谷 103
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〇 生徒・保護者の声


ここまでの熱意や経験のある充実した講師陣に、
個別で指導していただける所を探し出せませんでした。

山梨県南都留郡 I.K.君 保護者様
早稲田大学文学部 他 合格

2人の息子が高校受験、大学受験でお世話になり、
どちらも第一志望校に合格することが出来ました。
我が家は遠方の為、オンラインで授業を受けておりました。
性格が十人十色である様に、学習にも得手不得手や暗記の仕方など
人により違いがあり、個々に合わせた、まさに『方法』が必要だと思っていました。
性質が全く違う息子達、それぞれの良さを大事にしたいと思っていたからです。
地方では、ここまでの熱意や経験のある充実した講師陣に、
個別で指導していただける所を探し出せませんでした。
特に全国レベルの戦いとなる大学受験は、私共親の時とは大きく
変わっておりました。息子は悩んだ時には薄井先生にもオンラインで面談して
いただいたり、講師の長先生には、授業中に不安になりやすい入試直前期、
SMKの授業が週2日確実に入っている事により、授業がない日の
メンタルも支えていただいたと感じております。
下の息子は引き続き、高校での学習、大学受験に向けてご指導いただきます。
今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

 

塾に行くにつれて、自分から勉強机に向かえるように

東京都調布市 A.O. さん
大成高校(文理進学) 合格

塾に行き始めた頃は、緊張して
先生とも距離が少しありました。
ですが、先生との会話や授業をしていくうちに距離も縮まり、
授業するのが楽しくなりました。
塾に行くにつれて、自分から勉強机に向かったり、
テストの点数が上がったりしました。
苦手な部分ができるようになったり、
分からなくなったところが分かるようになったのは先生のおかげです。
ありがとうございました。
高校でも頑張ります。

 

自分自身の成長にもつながりました。

T.S.君(調布市)
亜細亜大学経営学部 合格

これまで大変お世話になりました。
先生方には、勉強はもちろんのこと、私の悩みや不安に親身になって耳を傾けてくださりました。
自分の頭が悪すぎると何度も感じ、自信をなくしそうになることもありましたが、先生方の励ましや
サポートのおかげで、大学合格という目標を達成することができました。
また、大学出願や手続きなど、慣れないことばかりで不安だった私に、
一つひとつ親身になって手助けしていただき、本当に助かりました。
塾で過ごした時間は、勉強だけでなく、自分自身の成長にもつながった
大切な日々だったと思います。
本当にありがとうございました。


<監修>
公認心理師、SMK完全個別府中ゼミ塾長 大田仁美
SMK 薄井晶