学習障害がある(といわれている)国語 方法⑦ 

長い文章の理解が難しい

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〇 こんな傾向はありませんか?
(こういうところが見られたらあてはまるかもしれません)

  • 文章を読めても意味がよくわからない

  • 感想文を書けない

  • 本を読むのが好きでない

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〇「長い文章の理解が難しい」メカニズムと発達心理、学習理論による対策

【説明】

読解力は、発達障害のある人にとって苦手になることも多いです。

読解力の初めの一歩は、まず一つのシンプルな文が理解できるようになること。「これは花です」という単純な文から、「私はきれいなこの花が大好きです」というように、読める一文が少しずつ長くなっていきます。そして、意味的なまとまりのある文章を読めるようになり、ひいては抽象的、概念的な文章や、難しい言い回しの文章まで理解できるようになる、これが読解力です。

ところが、発達障害のある子の中にはそもそも抽象的、概念的な表現や、持って回った婉曲的な言い回しは理解しがたい方もいるので、たとえ文章が読めても、そこから意味を読み取るのは困難だったりします。そのため、長い文章を読むことは、その子の言語的な理解度を高めることにも繋がる、大変重要な練習になるといえます。

まず、ある程度のまとまった文章を読んでもらい、内容に応じて、生徒に質問をして答えてもらいます。難しそうなら文章のまとまりを短くしてみて、それでも答えづらい様子なら、さらに文章のまとまりを細分化して、どの部分が理解困難かを絞り込んでいきましょう。そのポイントがわかったら絵や図で状況や内容を説明して、それを見ながら答えてもらいます。

もっと長い文章になってきたら、内容をつかむために図式化をすると良いでしょう。説明文なら、各段落の内容を簡単に整理し、その段落間の関係を視覚化します。これは、時に論理的なタイプには向いています。

また、文章の内容を、5W1H(Whenいつ、Whereどこで、Who誰と、What何を、Whyなぜ、Howどのように)ごとに整理してもらい、その時の気持ちを尋ねてみましょう。読解力に乏しいと、その時の気持ちにまで文章の内容を落とし込むことがなかなかできません。「わからない」という回答をくり返し、自信や興味を低下させないよう、短い文章から始めるといいです。

 

もしわからない言葉があれば、事前に写真やイラストなどで確認し、教えてあげましょう。そこにつまずいてすべてがわからなくなったり、そこから先に進めないという事態を避けないと、文章理解の妨げになってしまいます。

それでも結局、その文章で何が言いたいのか、わからない人もいます。内容がまったく響いていないという状況です。その場合は、質問するのではなく、どういう話なのかをかみ砕いて教えてあげましょう。そして、それを聞いてどう思ったかを尋ねるところから始めましょう。

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〇 生徒の対策

  • ①読みたくなる本をどんどん読んでみよう!

  • ②その本の中でわかったことは何かな? どんな気持ちになったかな?

  • ③わからない言葉はどんどん調べよう! ネットでググるのもOK。


〇 講師のサポート

  • ①その文章について生徒と感想を述べあいましょう。

  • ②正誤にこだわらないこと。読むこと自体がつまらなくなってしまいます。

  • ③生徒が本でも雑誌でも、何かを読むことが好きになるよう働きかけましょう。


〇 役に立ちそうなリソース


〇学習障害がある方が学べる個別指導の専門塾

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SMKの完全個別ゼミ

府中ゼミ
完全個別 府中ゼミ
〒183-0035 東京都府中市府中町1-44-1 2-8
TEL:050-3092-5656
京王線府中駅より徒歩10分、駐輪2台可能。

 

調布ゼミ
完全個別 調布ゼミ
〒182-0026 東京都調布市小島町1丁目4−6 三田調布シティハウス 107
TEL:042-426-7295
京王線調布駅から徒歩1分。
甲州街道の小島町交差点すぐそば。
塾の前に自転車がとめられます。

 

世田谷ゼミ
完全個別 世田谷ゼミ
〒154-0017 東京都世田谷区世田谷3丁目2−2 メルシー世田谷 103
TEL: 03-6804-4076
東急世田谷線世田谷駅、下高井戸方面下車、歩いてすぐ。
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〇 生徒・ご父兄の声

自分のペースで安心して勉強できました

S.M. さん
合格校: 日本大学生物資源科学部

調布ゼミは、中一の時に母から集団塾よりも
個別対面の方が向いているのではないかと
勧められたことがきっかけで通い始めました。
体調が悪化し、通学も難しくなっていたなかでも
柔軟に対応してくださり、
安心して焦らずに自分のペースで勉強を
継続することができました。
今年、無事に受験して第一志望の大学に合格できたのは、
他でもない先生のお陰です。
ありがとうございました。

 


子どものモチベーションもサポート

A.H. さんご父兄
C.H. 様
合格校: 東京未来大学

子どもは、小学6年生のときに、身体的なストレス反応から、
学校に通うことが難しくなりました。
中学二年生から通信制の学校で勉強を始めましたが、
高校一年生で、小学校高学年の漢字が定着していないと分かり、
家から通える調布ゼミに入塾しました。
担当していただいた先生ととても相性が良かったこともあり、
先生とは、時々、子どもの体調や様子も共有させていただきました。

学校の成績をあげることではなく、
子供のモチベーションを維持することを重視したいとお願いし、
漢検と英検の勉強のサポートを中心にしていただきました。
漢検は6級から、英検は3級からスタートして、
最終的に、漢検・英検とも準2級まで合格。
大学進学にも挑戦して、AO入試(総合型選抜)で、
合格することができました。
本当にありがとうございました。


生徒の個性に寄り添って指導していただけました

A.S.君 ご父兄
H.S. 様 合格校:サレジオ中学

落ち着きがなく注意散漫で、学校では先生やお友達から認められることの少ない息子でも、
のびのびと楽しく過ごせる場所で学ばせたいという願いから、
中学受験にチャレンジすることにしました。
しかし、大手の某進学塾へ行ってみると、集団授業ということもあってか、
息子は全力で通塾を拒んだのです。
そのため、通信教育で勉強してみたのですが、限界を感じていたところ、
たまたまみつけたのが調布ゼミでした。
完全個別で、生徒の個性に寄り添って指導いただける調布ゼミを、
息子はとても気に入ったようです。特に、受験前の9月から1月にかけての5か月間、
自分の意志で毎日休むことなく通い、驚きました。

調布ゼミでの中学受験勉強を通し、
息子は自分の得意なことや将来のことを具体的に考えたり、
目標を持ち、応援してくれる大人を信じて最後まで自分なりに精一杯努力することなど、
大切なことを多く学んだと思います。
これまで𠮟られてばかりで自己肯定感が低いところを心配していた息子にとって、
自分で決めた志望校合格は大きな飛躍になったに違いありません。

中学生になったら、あこがれのパイプオルガン部で活動しながら、
航空エンジニアになりたいという夢に向かって勉強を頑張るそうです。
そのために、中学生になっても高校生になっても
調布ゼミに通いたいと希望しておりますので、
引き続きよろしくお願い申し上げます。


<監修>
公認心理師、SMK完全個別府中ゼミ塾長 大田仁美
SMK 薄井晶