
〇 こんな傾向はありませんか?
(こういうところが見られたらあてはまるかもしれません)
- 文章の漢字のところで読みつっかえる
- 音読みと訓読みで迷う

〇「漢字が読めない」メカニズムと発達心理、学習理論による対策
【説明】
漢字の勉強は、しっかり集中して取り組まないと進まないものです。特に、さまざまな理由で漢字が苦手な子どもは、ただくり返し書くだけではなかなか覚えられません。漢字のどこが難しいのか、まずは分析してみましょう。
①その漢字自体に、その音を発する根拠がない=音を表す部分がないので、読み方がわからない。
漢字の中には、パーツに分けると、音を表す部分(「泳」の「永」の部分)があるものが多く、その部分があれば、ひとまず読み方がわかるので、その漢字も読むだけは読めたりします。そして、音から「あ、あの言葉か」とわかったり、だんだん応用がきいて、語彙が増えるのです。その肝心の音の部分がないと、読み方という「ヒント」を得られず、漢字の学習につまずきやすくなります。あるいは、音読みではその漢字を習得していても、訓読みが覚えられない場合もあります。訓読みは、音を表す部分とは読み方が異なるからです。
②その漢字を使った日常的な言葉がないと、「あの音の言葉だ」と結びつかず、その漢字の示すイメージもわきづらい。
例えば「扱う」という言葉。子どもにとっては日常的な言葉ではなく、どの場面で使うどんな動作か想像がつきにくいです。最初は、成り立ちから象形でイメージできる漢字、その漢字が入っている熟語や文章を日常よく使う言葉、などから漢字の勉強を始めるといいでしょう。漢字の学習に慣れたら、逆に、難しい漢字を覚えるところから難しい語彙を新たに習得していく流れが出てきます。
③視覚認知が弱く、その形が入ってこない。
漢字の形からのインプットが難しいので、言葉によるストーリーで習得を促します。
④言語的認知が弱く音が入ってこない。
漢字の音からのインプットが難しいので、図やイラストによるストーリー、あるいは歌に乗せて習得を促します。
⑤通常、話し言葉ではほとんど使わない言葉は、イメージが抽象的で学習しづらい。
例えば、「拙著(せっちょ)」とか「抗う(あらがう)」といった、日常会話の中ではほぼ使わない言葉は、漢字を覚えるのもひと苦労です。例文を何種類か作り、言葉の使い方を学ぶのと同時並行で、漢字の練習をしましょう。
全体を通していえるのは、例文を多用すること。その漢字が指す現物がある場合には、写真あるいはイラストで現物をイメージで見せる。「ああ、それのことか」「そんなイメージね」と理解したときに、すかさず漢字を書く練習をすること。そして、そのあと時間を置かず、読み取りの練習もしばらく繰り返すこと。とにかく、くり返し練習に尽きます。

〇 生徒の対策
①とにかく本を読もう!
②テレビでニュースを見て、テロップに注目する。
③漢字を勉強するときは、その言葉が使われている場面を思い浮かべるようにする。
④その言葉を使った例文を作ってみよう。
〇 講師のサポート
①漢字の成り立ちを紹介して形から意味がイメージできるものを増やす。
②パーツに分けて導入。
③その漢字と読みを使った例文を生徒に作ってもらう。
〇 役に立ちそうなリソース
- 「SMK教材」:
- NPO法人スマイルプラネットが提供する「プレ漢字プリント」:
- 学習障害(LD)で漢字を書くのが苦手な場合の対策法【発達障害】
- 学習障害(LD)で文章を読むのが苦手な場合の対策法【発達障害】
- 学習障害(LD)で語彙の定着が難しい場合の対策法【発達障害】
- 薄井晶著 『方法別冊』(不登校・学習障害・発達障害・WISC ver.)ファストブック(2022)
イラストとイメージをもとに学習するかん字カードが役に立ちます。
学習の手引きもあって頼れる教材です。
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〒183-0035 東京都府中市府中町1-44-1 2-8
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〇 生徒・ご父兄の声
自分のペースで安心して勉強できました
S.M. さん
合格校: 日本大学生物資源科学部
調布ゼミは、中一の時に母から集団塾よりも
個別対面の方が向いているのではないかと
勧められたことがきっかけで通い始めました。
体調が悪化し、通学も難しくなっていたなかでも
柔軟に対応してくださり、
安心して焦らずに自分のペースで勉強を
継続することができました。
今年、無事に受験して第一志望の大学に合格できたのは、
他でもない先生のお陰です。
ありがとうございました。
子どものモチベーションもサポート
A.H. さんご父兄
C.H. 様
合格校: 東京未来大学
子どもは、小学6年生のときに、身体的なストレス反応から、
学校に通うことが難しくなりました。
中学二年生から通信制の学校で勉強を始めましたが、
高校一年生で、小学校高学年の漢字が定着していないと分かり、
家から通える調布ゼミに入塾しました。
担当していただいた先生ととても相性が良かったこともあり、
先生とは、時々、子どもの体調や様子も共有させていただきました。
学校の成績をあげることではなく、
子供のモチベーションを維持することを重視したいとお願いし、
漢検と英検の勉強のサポートを中心にしていただきました。
漢検は6級から、英検は3級からスタートして、
最終的に、漢検・英検とも準2級まで合格。
大学進学にも挑戦して、AO入試(総合型選抜)で、
合格することができました。
本当にありがとうございました。
生徒の個性に寄り添って指導していただけました
A.S.君 ご父兄
H.S. 様
合格校:サレジオ中学
落ち着きがなく注意散漫で、学校では先生やお友達から認められることの少ない息子でも、
のびのびと楽しく過ごせる場所で学ばせたいという願いから、
中学受験にチャレンジすることにしました。
しかし、大手の某進学塾へ行ってみると、集団授業ということもあってか、
息子は全力で通塾を拒んだのです。
そのため、通信教育で勉強してみたのですが、限界を感じていたところ、
たまたまみつけたのが調布ゼミでした。
完全個別で、生徒の個性に寄り添って指導いただける調布ゼミを、
息子はとても気に入ったようです。特に、受験前の9月から1月にかけての5か月間、
自分の意志で毎日休むことなく通い、驚きました。
調布ゼミでの中学受験勉強を通し、
息子は自分の得意なことや将来のことを具体的に考えたり、
目標を持ち、応援してくれる大人を信じて最後まで自分なりに精一杯努力することなど、
大切なことを多く学んだと思います。
これまで𠮟られてばかりで自己肯定感が低いところを心配していた息子にとって、
自分で決めた志望校合格は大きな飛躍になったに違いありません。
中学生になったら、あこがれのパイプオルガン部で活動しながら、
航空エンジニアになりたいという夢に向かって勉強を頑張るそうです。
そのために、中学生になっても高校生になっても
調布ゼミに通いたいと希望しておりますので、
引き続きよろしくお願い申し上げます。
<監修>
公認心理師、SMK完全個別府中ゼミ塾長 大田仁美
SMK 薄井晶