学習障害がある(といわれている)国語 方法① 

ひらがなが上手に読めない

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〇 こんな傾向はありませんか?
(こういうところが見られたらあてはまるかもしれません)

  • ひらがなを何度も読み間違える

  • ひらがなの音読で、よくつっかえる

  • 小さい「つ」や「や」を正しく読めない

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〇「ひらがなが上手に読めない」メカニズムと発達心理、学習理論による対策

【説明】

ひらがなを学ぶとき、知らず知らずのうちに身につけているのが、 音韻認識です。音韻認識とは、言葉がどんな音のかたまりに分かれるのかを認識することです。

言語は、まず初めに音で身につけます。幼児は、まわりの大人やお友だちとのコミュニケーションを通じて耳で言葉を覚え、そこに意味内容が結びついて、言語として成立していきます。でもその時点では、まだ文字はわかりません。その後、音に文字が対応していることを認識し始め、就学前後で、それぞれの言葉に対応する文字を学び始めるものです。

このときに大切になるのが、音韻認識の能力です。一つ一つの言語の音をしっかりと区別化して認識する能力です。文字に音声を対応させて読むには、ひらがながもっとも適しています。ひらがなと音が結びつき、それが指している対象の意味内容を習得すれば、すみやかに言葉を想起できるようになります。

すみやかに想起するということは、たとえ音がたくさんある長い言葉でも、それを一旦記憶するということです。言語性ワーキングメモリーといいますが、この「記憶をする」こと自体が苦手な子どもは、文字を覚えにくい状態に陥りやすいです。

文字は日常生活の中で触れて自然と覚えていくはずなので、あまり心配したり焦る必要はないのですが、小学校に入って、国語の教科書の音読などでうまく読めないと、親としては心配になりますね。

うまく読めない言葉は、ひとつの単語(=ひとまとまりの音)ごとに、写真や絵でイメージを見せたり、実際にそのものを見せたりしながら、文字と音を同時に示して、ワンセットで覚えてもらいましょう。音読がある場合は、あらかじめ、お子さんと一緒に教科書を読んで予習をしておくのもいいでしょう。

さらに難しいのが、ひらがなと音が一対一の関係でない 「特殊音節」です。「特殊音節」は、「拗音(にゃetc)」「促音(たっetc)」「長音(わーetc)」「撥音(ん erc)」の4種類あります。これが、例えば「拗音(ようおん)」は単独で1つの音韻(1拍)を作らず、でも逆に「促音」は単独で1拍になる。また、「長音」は1拍ですが、その前の音韻の母音と同じ音であるため区別して認識するのが難しい(あー=ああ)、というように規則性が一貫していないため、正しく読めるようになるには、どのお子さんも少し時間がかかります。

 

記憶を促進するのに、イメージは大いに役立ちます。静止画のイメージでも十分ですが、YouTubeやアプリの動画もお勧めです。集中力の低い子ほど、動画のストーリーを使って、たくさん楽しく音と文字を覚えましょう。

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〇 生徒の対策

  • ①知らない言葉は聞いてみる、調べてみる

  • ②小さい「や、ゆ、よ、つ」と、伸ばす音を、うまく言えるか試してみる。言えたら書いてみよう

  • ③1拍ずつ、手をたたいたり、机をたたいたりして拍子をとりながら読んでみる


〇 講師のサポート


〇 役に立ちそうなリソース


〇学習障害がある方が学べる個別指導の専門塾

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SMKの完全個別ゼミ

府中ゼミ
完全個別 府中ゼミ
〒183-0035 東京都府中市府中町1-44-1 2-8
TEL:050-3092-5656
京王線府中駅より徒歩10分、駐輪2台可能。

 

調布ゼミ
完全個別 調布ゼミ
〒182-0026 東京都調布市小島町1丁目4−6 三田調布シティハウス 107
TEL:042-426-7295
京王線調布駅から徒歩1分。
甲州街道の小島町交差点すぐそば。
塾の前に自転車がとめられます。

 

世田谷ゼミ
完全個別 世田谷ゼミ
〒154-0017 東京都世田谷区世田谷3丁目2−2 メルシー世田谷 103
TEL: 03-6804-4076
東急世田谷線世田谷駅、下高井戸方面下車、歩いてすぐ。
通りを渡って美容院のある角を曲がってください。看板が見えます。
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〇 生徒・ご父兄の声

自分のペースで安心して勉強できました

S.M. さん
合格校: 日本大学生物資源科学部

調布ゼミは、中一の時に母から集団塾よりも
個別対面の方が向いているのではないかと
勧められたことがきっかけで通い始めました。
体調が悪化し、通学も難しくなっていたなかでも
柔軟に対応してくださり、
安心して焦らずに自分のペースで勉強を
継続することができました。
今年、無事に受験して第一志望の大学に合格できたのは、
他でもない先生のお陰です。
ありがとうございました。

 


子どものモチベーションもサポート

A.H. さんご父兄
C.H. 様
合格校: 東京未来大学

子どもは、小学6年生のときに、身体的なストレス反応から、
学校に通うことが難しくなりました。
中学二年生から通信制の学校で勉強を始めましたが、
高校一年生で、小学校高学年の漢字が定着していないと分かり、
家から通える調布ゼミに入塾しました。
担当していただいた先生ととても相性が良かったこともあり、
先生とは、時々、子どもの体調や様子も共有させていただきました。

学校の成績をあげることではなく、
子供のモチベーションを維持することを重視したいとお願いし、
漢検と英検の勉強のサポートを中心にしていただきました。
漢検は6級から、英検は3級からスタートして、
最終的に、漢検・英検とも準2級まで合格。
大学進学にも挑戦して、AO入試(総合型選抜)で、
合格することができました。
本当にありがとうございました。


生徒の個性に寄り添って指導していただけました

A.S.君 ご父兄
H.S. 様 合格校:サレジオ中学

落ち着きがなく注意散漫で、学校では先生やお友達から認められることの少ない息子でも、
のびのびと楽しく過ごせる場所で学ばせたいという願いから、
中学受験にチャレンジすることにしました。
しかし、大手の某進学塾へ行ってみると、集団授業ということもあってか、
息子は全力で通塾を拒んだのです。
そのため、通信教育で勉強してみたのですが、限界を感じていたところ、
たまたまみつけたのが調布ゼミでした。
完全個別で、生徒の個性に寄り添って指導いただける調布ゼミを、
息子はとても気に入ったようです。特に、受験前の9月から1月にかけての5か月間、
自分の意志で毎日休むことなく通い、驚きました。

調布ゼミでの中学受験勉強を通し、
息子は自分の得意なことや将来のことを具体的に考えたり、
目標を持ち、応援してくれる大人を信じて最後まで自分なりに精一杯努力することなど、
大切なことを多く学んだと思います。
これまで𠮟られてばかりで自己肯定感が低いところを心配していた息子にとって、
自分で決めた志望校合格は大きな飛躍になったに違いありません。

中学生になったら、あこがれのパイプオルガン部で活動しながら、
航空エンジニアになりたいという夢に向かって勉強を頑張るそうです。
そのために、中学生になっても高校生になっても
調布ゼミに通いたいと希望しておりますので、
引き続きよろしくお願い申し上げます。


<監修>
公認心理師、SMK完全個別府中ゼミ塾長 大田仁美
SMK 薄井晶