
- こんな傾向はありませんか?
- 「単語が発音できない」
メカニズムと発達心理、学習理論による対策 - 生徒の対策
- 講師のサポート
- リソース紹介
- 学習障害がある方が学べる個別指導の専門塾
- 生徒・ご父兄の声
<目次>
〇 こんな傾向はありませんか?
(こういうところが見られたらあてはまるかもしれません)
- 単語を読み間違える
- 読むときにつっかえる
- 棒読みになる

〇「単語が発音できない」メカニズムと発達心理、学習理論による対策
【説明】
アルファベットの発音は覚えられても、単語の発音になるとうまく発音できず、不自然になる場合があります。これは、単語をただの音の羅列として捉えてしまっているからかもしれません。そうすると、なめらかな発音を習得しづらくなります。私たち大人が、馴染みのない難しい英単語を初めて発音するときのことを想像してみてください。「えー、この組み合わせで、こんな発音になるんだ」という発見がままあるはずです。
多くの子どもたちにとって、新しい英単語との出会いはそういう世界です。でも何度か繰り返して口にするうちに、まもなく正しい発音を身につけていきます。しかし、こだわりの強い生徒はアルファベットの発音がなかなか抜けず、そのために単語の発音が不自然になってしまい、修正しづらい状況が続きやすいです。
単語の学習は、アルファベット一つひとつの発音にとらわれず、音のまとまりとして学習するといいでしょう。単語というのは、いくつかの音のまとまりの集まりだからです。つまり、音のまとまりを認識できないと単語が覚えられないのです。ところがLDの子どもは、音のまとまりを認識する力が弱いと指摘されることがたびたびあります。これを音韻認識といいます。
音のまとまりを認識するには、理論的には、一つひとつのアルファベットとその発音を結びつけることから始まります。それにはアルファベットカードが活用できます。
①教師が発音するアルファベットのカードを選んでもらいます。ここまでは、難しくないはずです。
②教師が単語を発音して、その単語に含まれる音のアルファベットのカードを選んで並べてもらいます。だんだん正しいスペルを身につけられます。
③アルファベットカードで単語を作り、それらのアルファベットを一つひとつ順に読んで、最後にまとめて発音してもらいます。
①②③を繰り返すことで、音のまとまりを意識するようになります。
ただ、このやり方だと、プロセスが長くて時間がかかりますので、最初から単語を見せて発音し、音のまとまりが自然に聞こえてくるのを利用する方が効果的です。なぜなら、英語が母国語の人々は、初めからそのように単語単位で音を聞いているはずだからです。音のまとまりの学習をして、それから単語を習得をするというようなことはしていないです。
簡単な英単語は、発音する→音のまとまりで覚える、それで十分です。でも中には、長い単語や、発音が難しい単語もあります。その場合は、発音記号を活用するといいです。特に、同じスペルでも複数の読み方が存在して、発音が混乱する場合は、発音記号で区別化するとわかりやすくなります。発音記号を学ぶ手間や負担はありますが、長期的に見たら、正しい発音を身につけるためにも、またリスニングの学習の手掛かりにするためにも、単語の音に対応する発音記号を参照しながら、実際に声に出して発音して確認していくやり方はオススメです。特に、先述したアルファベットの音へのこだわりが抜けず、単語の発音の覚えがよくない子どもは、早い段階から発音記号を意識するとよいです。
いずれにしても、そのうち、単語というものはアルファベットが組み合わされて音のまとまりとして表現されているものだ、ということが身につくはずなので、周囲の大人は焦る必要はありません。

〇 生徒の対策
①聞こえてくる音の真似は、聞こえたままに発音しましょう。
②発音記号を参照しながら、それぞれの単語の発音の仕方を覚えましょう。
③ネイティブ並みの発音ができるとかっこいいので、思いきりカッコつけて発音の練習を!
④黙々とテキストを読んだり、英単語を書いたりしているだけでは英語はうまくなりません。恥ずかしがらずに、どんどん発音しましょう。
〇 講師のサポート
①講師自身が、正しい発音になるべく気を使う。
②発音に自信のない教師は音声教材を積極的に使用し、生徒にもどんどん紹介する。
③頃合いを見て、早めに発音記号の学習を取り入れる。
〇 役に立ちそうなリソース
- Oiシリーズの絵本などや、Dr. Seussの絵本 など:ライミング(同韻語)の多い絵本を読む。
- ライミングソングなど:歌でライミングを学ぶ
- 学習障害(LD)で英語のアルファベットが書けない時の対策法【発達障害】
- 学習障害(LD)で英語の文法の勉強が難しい場合の対策法【発達障害】
- 学習障害(LD)で英語の単語の意味が覚えられない時の対策法【発達障害】
- 薄井晶著 『方法別冊』(不登校・学習障害・発達障害・WISC ver.)ファストブック(2022)
英語圏の教育現場では、音韻認識のために歌やダンス、ライム、読み聞かせ、音読、暗唱などが行われています。
〇学習障害がある方が学べる個別指導の専門塾
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〒183-0035 東京都府中市府中町1-44-1 2-8
TEL:050-3092-5656
京王線府中駅より徒歩10分、駐輪2台可能。

〒182-0026 東京都調布市小島町1丁目4−6 三田調布シティハウス 107
TEL:042-426-7295
京王線調布駅から徒歩1分。
甲州街道の小島町交差点すぐそば。
塾の前に自転車がとめられます。

〒154-0017 東京都世田谷区世田谷3丁目2−2 メルシー世田谷 103
TEL: 03-6804-4076
東急世田谷線世田谷駅、下高井戸方面下車、歩いてすぐ。
通りを渡って美容院のある角を曲がってください。看板が見えます。
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〇 生徒・ご父兄の声
自分のペースで安心して勉強できました
S.M. さん
合格校: 日本大学生物資源科学部
調布ゼミは、中一の時に母から集団塾よりも
個別対面の方が向いているのではないかと
勧められたことがきっかけで通い始めました。
体調が悪化し、通学も難しくなっていたなかでも
柔軟に対応してくださり、
安心して焦らずに自分のペースで勉強を
継続することができました。
今年、無事に受験して第一志望の大学に合格できたのは、
他でもない先生のお陰です。
ありがとうございました。
子どものモチベーションもサポート
A.H. さんご父兄
C.H. 様
合格校: 東京未来大学
子どもは、小学6年生のときに、身体的なストレス反応から、
学校に通うことが難しくなりました。
中学二年生から通信制の学校で勉強を始めましたが、
高校一年生で、小学校高学年の漢字が定着していないと分かり、
家から通える調布ゼミに入塾しました。
担当していただいた先生ととても相性が良かったこともあり、
先生とは、時々、子どもの体調や様子も共有させていただきました。
学校の成績をあげることではなく、
子供のモチベーションを維持することを重視したいとお願いし、
漢検と英検の勉強のサポートを中心にしていただきました。
漢検は6級から、英検は3級からスタートして、
最終的に、漢検・英検とも準2級まで合格。
大学進学にも挑戦して、AO入試(総合型選抜)で、
合格することができました。
本当にありがとうございました。
生徒の個性に寄り添って指導していただけました
A.S.君 ご父兄
H.S. 様
合格校:サレジオ中学
落ち着きがなく注意散漫で、学校では先生やお友達から認められることの少ない息子でも、
のびのびと楽しく過ごせる場所で学ばせたいという願いから、
中学受験にチャレンジすることにしました。
しかし、大手の某進学塾へ行ってみると、集団授業ということもあってか、
息子は全力で通塾を拒んだのです。
そのため、通信教育で勉強してみたのですが、限界を感じていたところ、
たまたまみつけたのが調布ゼミでした。
完全個別で、生徒の個性に寄り添って指導いただける調布ゼミを、
息子はとても気に入ったようです。特に、受験前の9月から1月にかけての5か月間、
自分の意志で毎日休むことなく通い、驚きました。
調布ゼミでの中学受験勉強を通し、
息子は自分の得意なことや将来のことを具体的に考えたり、
目標を持ち、応援してくれる大人を信じて最後まで自分なりに精一杯努力することなど、
大切なことを多く学んだと思います。
これまで𠮟られてばかりで自己肯定感が低いところを心配していた息子にとって、
自分で決めた志望校合格は大きな飛躍になったに違いありません。
中学生になったら、あこがれのパイプオルガン部で活動しながら、
航空エンジニアになりたいという夢に向かって勉強を頑張るそうです。
そのために、中学生になっても高校生になっても
調布ゼミに通いたいと希望しておりますので、
引き続きよろしくお願い申し上げます。
<監修>
公認心理師、SMK完全個別府中ゼミ塾長 大田仁美
SMK 薄井晶